こんにちは! 自己紹介をお願いします
こんにちは!私の名前はHugoです。ホンジュラスという小さな国で生まれ、今はアメリカに住むガンプラモデラーです。家族経営の建設会社でマネージャーとして働いています。
私のガンプラ物語の始まりは90年代ですが、最初に手にしたのは本物のガンプラではありません。ホンジュラスに住んでいたときの友人の父親が日本に留学しており、彼がその友人にロボットプラモを送ったことがありました。そのプラモを見た時に衝撃を受けた私は、自分も作ってみたいと思うようになりました。何の番組のものだったのかは分かりませんがメカの模型キットで、その頃は結局自分用のキットを手に入れることは出来ませんでした。とんで2000年代前半になり、ガンダムウイングのキットがアメリカでも出回るようになりました。それを見て小さい頃目にしたロボットプラモを思い出し、そこからガンプラに深くハマっていきました。 2005年頃、ホビージャパン2004年10月号の付録DVD「How to build Sword Calamity」の動画をオンラインで見つけてキットの塗装を始めました。
私は日本語が分からず、またその動画には字幕もありませんでしたが、何度も繰り返し見て勉強しました。数ヶ月後、私は必要な道具を全て買い揃えて塗装する体制を整えました。最初に自分で塗装したキットはNG1/100ストライクフリーダムガンダムでした。当時はガンダムSEED DESTINYが大人気だったのです。出来栄えですが、初めての割にはうまくいったと思います。継ぎ目のラインは消さず、ディテールを追加しながら作りました。残念ながらこのキットの画像はもうありません。探せる中でも最も古い画像は2008年に完成させたMGストライクフリーダムのものです。当時アメリカではミスターカラーがなかなか手に入らなかったので、ミスターホビーアクリリックスという塗料で塗装を始めました。
2010年頃まではキットの組み立てや塗装をしていましたが、その後は何年もの間中断していました。2015年頃再びガンプラに着手することにしたのですが、自宅には塗装に適したスペースがなかったので、キットを組み立てたらデカールを付け、その上からトップコートを吹き付けるだけで済ませていました。
しかし、2017年の後半頃ガンプラコンテストに応募することになった私は、作品の見栄えを良くするためには塗装をしなければならないと思いました。黒色でプレシェーディングするテクニックを調べ、その中でSaint-ism や Vegeta8259 などが実践しているハイライトの技法を学びました。私が初めてシェーディングを施したキットは2018年初頭に完成させたMGジェスタです。コンテストに入賞することはできませんでしたが、このビルドの出来は今でもとても誇りに思っています。
私はゲームも趣味なのですが、ガンプラにほとんどの時間を取られているためおざなりになってしまいました。その他には、超合金魂やフィギュアーツ、聖闘士聖衣神話、メタルビルドなどのアクションフィギュアを集めています。もっとおもちゃの写真も撮りたいのですが、今はガンプラを優先しています。
2018年の8月に妻がミラーレス一眼カメラをプレゼントしてくれたので、それから作品の写真を撮り始めました。撮影についてはまだ勉強中で、もっといい写真を撮るための照明具合を模索しています。写真はとても難しいですが、うまく撮れることができれば作品をとても際立たせてくれます。
これまで手掛けた制作活動の中で、一番好きだったものについて教えてください
これまで手がけた中で気に入っているガンダムのプロジェクトは2つあります。1つ目はGAT-Xシリーズ、ガンダムSEED中で極秘開発されたモビルスーツ群です。MGブリッツ、MGイージス、MGバスター、そしてMGデュエル。これは2020年の5月にMGイージスから始めて2021年の5月にMGデュエルで終えるという、1年以上かけて完成させたプロジェクトです。ガンダムSEEDの大ファンとしていつか自分の棚にSEEDのコンプリートコレクションを飾りたいと思っていたので、これは私にとって良いスタート地点となりました。イージスは腕と脚とでパーツが非常に似ていたため、作るのが1番難しかったと記憶しています。実際、どのパーツが腕でどのパーツが脚なのかを把握するために全部のパーツの内側にラベルを貼って作業しました。また、度のパーツにどのデカールを貼るのか間違えないよう気を付けながら作業する必要がありました。
2つ目はMGプロヴィデンスガンダムです。これは2021年に作成し、アメリカで開催されたガンプラビルダーズコンテスト2021に応募したところ1位を獲得した作品です。川口名人が私の作品にコメントをくれたことはとても光栄で、人生の中で最も幸せな日として一生忘れることはないでしょう。
プロヴィデンスガンダムは未塗装のディテールが多く、塗装だけでもカスタマイズできてしまうのが特徴です。マスキングをしたりディテールに色付けをしたりするのにかなり時間がかかりましたが、その甲斐がありました。このキットを完成させるのには約22日かかりました。
新しい制作を開始する工程について教えてください
塗装の工程は、妻と一緒にテレビを見ながらキットを組み立てるところから始まります。ガンプラ作成において彼女と一緒に楽しめるのはこのパートだけです。私はサンディングが嫌いでなるべく早く終わらせたいので、この段階で全てのでっぱり部分を削ってしまいます。この時に継ぎ目の除去が必要なパーツはメモしておき、作業用に分けておきます。準備ができたら継ぎ目を全部取り、それが終わったら塗装に移ります。
私はだいたい標準的な色を使うため、必要な塗料を購入し、マスキングや塗装が必要なディテールを特定する以外には特に計画することはありません。塗装の前には食器用洗剤を使って超音波洗浄機でパーツを洗い、その後は一晩乾燥させます。
塗装には下地処理、ベースコート、ハイライト、そしてグロスコートの工程がありますが、私はパネルラインへ移る前に、すべてのパーツの塗装をしてしまいます。私はキット全体の作業を一度に進めるタイプで、部分ごとに仕上げていくやり方はしません。この方が作業効率がいいということを学んだのです。部分ごとに作業をしていたときはキット1体に数か月かかったのが、このやり方だと3週間で完成させることができます。パネルラインの後にデカールを貼り、グロスをもう1回塗ります。最後にクリアコートを塗ったら最終組み立てです。私はいつもシャワーを浴びている間にその日の組み立ての計画を立てていますよ(笑)。
SNSでフォローしている人はいますか?
私がフォローしているビルダーの中で、今の私の塗装方法に影響を与えた人達はこちらです。
Mildcustom – @Mildcustoms
Saint-ism – @TheSaintISM
Henry – @vegeta8259
Youtube
CRAFTA クラフタチャンネル – https://t.co/wchHoN2c6O
Oganeko – https://www.youtube.com/c/oganeko
Nao – https://www.youtube.com/c/naowks/featured
次の制作予定(または現在進行中)は何ですか?
MGプロヴィデンス、フリーダム、ジャスティス3機のグループを完成させるべく、現在はMGジャスティスガンダムを作成中です。このキットはマスキングやディテールが多くて思ったより時間がかかってしまいました。現在3週目ですが、7月末までには完成させたいと思っています。