こんにちは! 自己紹介をお願いします
名前: ろしあんぐりーん 「https://twitter.com/rusgreen_model」
仕事:ネットショップ運営
出身地・現在の住まい:大阪
一般的には日本では子供の頃にガンプラに興味を持って作ったことがある人が多いのですが、自分の場合には大人になってから興味を持ち始めました。
大きなきっかけはガンダムフロント東京で見たリアルスケールの大きなガンダムに感動してガンプラに興味を持ち始めたのですが、実際に作るようになったきっかけは大阪にある大きな模型店でエアブラシの実演を見たことです。
それまでは筆で塗ることしか知らなかったのですが、エアブラシでガンプラを塗るとまるで市販品のようにきれいにガンプラを着色できることや自分のオリジナルカラーのガンプラが作れることに興味を持ちました。
いかに現実にありそうなリアルな感じに作れるかということ(例えばリアルな汚れ具合やサビ具合などのウェザリング)やガンプラ単体ではなく、その機体が映えるようなジオラマを作って飾れるようにすることを意識しています。
そのような模型に見えないようなリアルなものを作りたいということがモチベーションになっています。
学生時代にはウクライナやロシアに留学していたことがあり、向こうの修士課程を終了しました。
そこからろしあんぐりーんというモデラーネームにしました。
ロシア語が理解できるのでCIS諸国のガンプラモデラーさんたちと仲良くしたいのはもちろん、ただいま英語も勉強しているので海外モデラーさんたちと交流をしたいと思っています。
これまで手掛けた制作活動の中で、一番好きだったものについて教えてください
自分が作った作品の中で一番好きというか一番印象に残っているものはガンプラコンテストで優勝した「反撃の狼煙」というタイトルのジオラマです。
ガンプラの箱絵のイラストをそのままジオラマに表現した作品で、ベースの木製台座の切り出しや加工からジオラマに使っている木の1本1本まで自分で作り上げた完全ハンドメイド作品になります。
ガンプラ自体もよりリアル感を出すために、戦闘のダメージ跡や兵器として使い込まれた感じの雰囲気や足元の砂汚れを特に意識して仕上げました。
また、コンテスト自体も約120作品がエントリーされていた中で、子供にも印象が残った作品だったということでとても嬉しく思いました。
新しい制作を開始する工程について教えてください
ガンプラを作り始めるときには、まず、ざっくりとしたイメージを考えます。
ガンダムのアニメーションのシーンをイメージしたり、ガンプラの箱絵や説明書を読んだり(説明書によっては細かな機体の説明などが書かれていることがあるため)、ネットを見て他のモデラーさんたちの作品を見ることもあります。
自分の場合には作りたいイメージなどはノートに描いたり書き出したりはせず、作りながらイメージに近づけていったり作っている最中に変更したりすることが多いです。
依頼を受けて作るガンプラはある程度大雑把なテーマ(雪や岩場、街中など)をもらってからある程度こちらで作りながら細かな部分を付け加える事が多いです。
その他、特に参考にしているのはガンプラ以外の模型やジオラマの作り方などが解説されている書籍で、日本だけではなく海外で発行されているものも読みながらイメージしています。
どのキットに対してもかなり綿密にアクションポーズを研究し、個人用のピンタレストボードにアイデアを保存しています。だいたいアニメやゲーム、映画などから印象的なポーズを探すようにしていて、撮影に応用できそうなポーズがあれば写真に撮って後で使うために保存しています。私は十分な素材が揃うまで、時には何年もキットの写真撮影を延期することがよくあります。アクションポーズを撮る過程でほぼ確実に塗装は傷んでしまいますし、組み立てたキットが壊れてしまうこともあるので、良い仕事ができるチャンスは一度きりだと思っています。私よりももっと作品に時間をかけている人たちはアクションショットのためにキットを危険にさらすことはしないのでしょうが、私は、何度も言うように説明書の写真と同じようにできるだけ生き生きとした写真を撮れるようになりたいのです。
SNSでフォローしている人はいますか?
- EXAMさん(@Examsystem116)- 躍動感のある構図とわかりやすい作り方のノウハウなどを動画でアップされていて、とても勉強になっています。
- ゆうすけさん(@yu5ukejbk)- 繊細でリアルな塗りがとても芸術的な尊敬するモデラーさん。発想や着眼点がとても面白く、どの作品からも楽しさがすごく伝わってきます。
次の制作予定(または現在進行中)は何ですか?
ウクライナの友人のサポートやウクライナ語を勉強し始めたので今は作っているガンプラはないのですが、今後作りたいものとしては建物を使った街のジオラマを使ったガンプラを作りたいと考えています。そのためにプラ版などをカットできる機械を購入したり、建物を設計するためにソフトの使い方を調べたり準備しているところです。建物などの人工物と比較することによってモビルスーツ(ガンダムの機体の総称)のリアルな大きさを表現できるのではないかと思っています。