こんにちは! 自己紹介をお願いします
はじめまして。私はコリー、またの名をSide6 Gunpla といいます。アメリカ出身で現在はフロリダに住んでおり、ガンプラ歴3年目、エアブラシ歴は2年目とかなり初心者です。
ガンダムは以前から知っておりアニメも少し見ていたのですが、2020年に初めて手に入れたキットがHGバルバトス第1形態でした。私は店頭でそれを見つけ、隔離期間中だしやってみようと思ったのがきっかけでハマりました。何体かキットを組み立て、スプレー塗装をしてみたりパネルラインを彫ってみたり、またトップコートも使って少しずつディテールアップを始めていきました。最終的にエアブラシを購入したのは、YouTubeでもオタクとして活躍するとあるビルダーに憧れたからです。彼のプレシェーディングやハイライトを多用した塗装をスプレーで再現するのは難しかったのです。 私が好きなガンダムのデザインはMKⅡ、フルアーマー(サンダーボルト版)、ケンプファー、ストライク、デュエルです。
私が初めてエアブラシを使ったキットはRGユニコーンで、それはもう散々な出来でした。ガンプラは白色の面積が多いため、白のプレシェーディングを練習したかった私はこれはいい経験になるだろうと思ったのです。プレシェーディングには黒色を使ったのですが、何せエアブラシもモデリングもシェーディングも未経験だったので、結局プレシェーディングを全部覆ってしまい、トーンもシェーディングもない白一色の状態になってしまいました。全体的にはそれほど悪い出来にならずに済んだのですが、塗装とエアブラシのコントロールを身に着けるための良い入門経験になったことは間違いありません。
それ以来、私が「MAX」テクニックと呼んでいる技法の派生版として、シェーディングとハイライトを使うスキルを高めようと努力を続けています。ガンプラが私の1番の趣味ですが、最近は写真にも凝っています。今まで写真にハマったことはありませんでしたが、何時間もかけて作った作品をお披露目するのにとても役立っています。ガンプラの他には、時間があればゲームやアーチェリー、それから絵も描いています。
これまで手掛けた制作活動の中で、一番好きだったものについて教えてください
1つに絞るのは難しいのですが、MG百式、MG FAZZ ver. Ka、そして最近作ったMGイージスです。
百式に関しては特に変わったことはしていないのですが、百式の作品はほとんどがゴールド一色あるいはゴールドパーツの塗装を省略して作られているためリストアップしてみました。私はゴールドに自分流のシェーディングを施したかったのと、一般的な艶あり仕上げではなく、よりマットでフラットなものにしてみたかったのです。金メッキの上に塗装するのは問題があるのではないかと心配しましたが、プライマーやサーフェイサーを少し厚めに塗るだけで大丈夫でした。ミスターサーフェイサー1500ブラックで下塗りをしてからミスターカラーGXレッドゴールドでハイライトを入れました。また、アルクラッドのペールゴールドで少しシェーディングしてなじませています。
もう1つ気に入っているのは、FAZZ ver. Kaです。これを選んだのは、単にマスキングやフレームのディテールアップにとても手間がかかったという理由からです。あえてZZフルアーマーなしの状態にしたため、大部分がダークグレーベースの塗装になっています。このようにしたのは、私が好きなビルダーの1人であるSaintismによるアーマーなしの写真を見たときにとても良いと思ったからです。この作品で施したシェーディングは、限られた色をより際立たせているという点でもとても満足しています。そのうちアーマーを追加する予定です。
最後にイージスですが、このキットでは色の調合と私が目指す完璧なシェーディングを施すことに大変苦労しました。また、私が写真撮影に力を入れ一眼レフカメラとそれなりの照明技術を取り入れ始めたのもこのキットが最初でした。イージスの赤みがかったピンクの色合いはとても独特なので、その良さを損ねないようシェーディングとハイライトにはかなり注意する必要がありました。結局、ミスターカラーのワインレッド、オレンジ、ホワイト、モンザレッドの調合に辿り着き、ベースコートとハイライトの後、ピンクになりすぎないようにオレンジと一緒に霧吹きをしました。また、ガンダムSEEDは時系列の中でも特に好きなのですが、バンダイが出したMG SEEDのキットはあまり合わせ目やジョイントのサンディングをする必要がなくて本当に素晴らしいと思います。
あなたのスタイルを一言で表すと?
自分のスタイルをどう表現すればいいのかはいつも分からなくて、一言でとなると一層難しいですね。あえて言うなら「レイヤー使い」「シェーディング使い」でしょうか。思いついた中で1番適していると思う表現は「型にはまらない」、「マックス・テクニック(MAX渡辺の塗装法)に一部忠実なやり方」ですね。私が好きなビルダーであるAnubispla と Saintism には非常に影響を受けています。
私のビルドはすべて塗装がメインです。これが自分を最も表現できるものであり、また、趣味を楽しんでいるという実感を与えてくれます。誤解のないように言っておきますが、私はガンプラのすべての工程が好きです。その中でも特に塗装には誇りを持って取り組んでいるのです。私はシェーディングやハイライトのテクニックを使って、ウェザリングを施したり立体感を出してみたりしています。先ほどお話したように、私は Saintism からの教えを通してこのやり方に出会いました。これはシェーディングの中でも明るいスタイルで、伝統的なマックス・テクニックのように黒でプレシェーディングしたり、すべての色を黒から始めたりするやり方ではなく、明るい色でハイライトを入れていくやり方です。とはいえ、今でも必要に応じてあらゆるタイプのシェーディング方法を使っていますし、キットに合わせてやり方を変えなければならないことも経験を通して分かっています。
私の作業工程はまずキットを仮組みをして、どの部分をサンディングすれば削る箇所が1番少なくてすむかを確認したり、塗装の欠けを気にせずに関節や手足を動かしたりポージングをさせたりする感覚を掴んだりします。その後、必要なスクライビングを施してから下塗り前に全てのパーツを洗浄します。下塗りの後は、重要な色やパーツ個数が最も多い色から塗っていきます。納得のいく色の配合ができたらベースコートを塗り、その上にハイライトあるいは暗いトーンでシェーディングを施します。そして全体にグロスコートを施し、デカールやパネルラインを加えた後に2度目のグロスコートで封をします。最後はマットかセミマット(キットにより異なります)のコートを塗って完成です。
HGドム試作実験機ではスクライビングとメッキをしています。通常はやらないことなのですが、楽しんでいます。私がスクライビングをするのは主にHGや古いMGの場合で、そのままではちょっと地味なのでディテールを追加したいような時です。ですが、私が好むのは、まるで最初からキットがそうだったかのように見える程度の微妙なスクライビングです。私のMGトールギスが良い例です。肩の部分が大きくて無地のパーツだったので、そこに何本か線を加えただけでした。最近のMGは個人的にディテールが十分なので、自分好みのシェーディングとハイライトを施すことに時間と労力を注いでいます。私は基本的にアニメに忠実な塗装をしていますが、これはそもそも私がモビルスーツに惹かれた理由の1つがアニメだったということもあるからです。塗装では主にミスターカラーのラッカー系塗料を使い、メタルパーツにはアルクラッドを使っています。
SNSでフォローしている人はいますか?
私がフォローしているビルダーの中で私に大きなインスピレーションを与えてくれたのはこちらの2人です。
Saintism(IG and saint-ism.com)
その他にも私がフォローしている素晴らしい技術を持った人達はこちらです。
TSGunpla(IG and Reddit)
次の制作予定(または現在進行中)は何ですか?
現在、MGザクII(黒い三連星仕様)とMGフルアーマーガンダムVer.Kaを作成中です。MGにはところどころ無地の部分があるので、ザクIIも例えば太もものように少しディテールアップしたい箇所にスクライビングをしているところです。これが終わったら塗装に入ります。フルアーマーの方に関しては、塗装の計画を立ててマスキング用のパーツを分けているところなのでまだかなり早い段階です。ザクⅡの方が先に完成すると思います。